- 「やるべきことが多すぎて、全然時間が足りない!」
- 「せっかくフリーランスになったのにいつも仕事に追われてて休めない…」
- 「やってもやっても仕事が終わらずいつも疲弊している」
せっかくフリーランスになったのに、「常に時間に追われる」状況になっていませんか?
フリーランスは「自由な働き方」ではありますが、意識しないと、いつの間にか時間に追われることになりがちです。
わたしはフリーランスと個人事業をしていますが、最初のころは、毎日、どうやって時間を作るかばかり考えてはイライラしていました。
「自由な働き方」とは一体……
自分なりの時間管理を確立してからは時間に追われることはなくなりましたが、そうなるまでは試行錯誤をくりかえし、遠回りもたくさんしてきました。
そこで、この記事ではフリーランス(個人事業)の方が時間に追われないで仕事をまわしていくための時間管理術について、わたしが実践して役立ったものをまとめました。
時間管理は、ちゃんと考えて対策すれば、確実に効果があります!
みなさんもぜひ、この記事を参考にして、自分流の時間管理術を身につけてください!
なぜフリーランスは時間に追われてしまうのか

具体的な時間管理術に入る前に、なぜフリーランスは時間に追われてしまいがちなのか、その理由について触れたいと思います。
理由は大きく分けると2つに集約されます。
- 仕事をつめこみすぎる
- 仕事の生産性の追求が甘い
この2つについて解説します。
1.仕事をつめこみすぎる
多くのフリーランスは収入が一定しません。
なので、ついつい「やれるときはやれるだけ仕事をやろう!」と仕事をつめこみがちです。何なら収入がだいぶ余裕になっても、今度は収入が上がるのが面白くて仕事をつめこんでしまうことも…。
でも、時間は限られているため、これをしているとずっと時間に追われ続けることになります。
2.生産性の追求が甘い
フリーランスは自由な分、惰性で仕事をまわしてしまいがちです。
面倒な作業は後回しにしたり、非効率的なやり方を何となくそのままにしておいたり…。 上司もいなければ同僚もいないから、好きなようにやれてしまうんですよね。
生産性を意識して時間短縮をはからないと、ずっと仕事に追われ続けることになります。
時間管理術で時間を管理する側にまわる
時間に追われないようになるためには、仕事の量や生産性を意識して、時間を管理する側にまわることが大切です。
では、その具体的な方法について見ていきましょう!
1.働く時間を決める

フリーランスにはいわゆる「勤務時間」がありません。これが仕事のつめこみすぎに直結します。
なので、自分で基本となる「勤務時間」を設定しましょう。
「勤務時間」は下のどちらかを目安にして決めると分かりやすいです。
- 一律に勤務する日時を決める
- 必要な収入を考えてそこから逆算する
1は単純に「毎日10時から16時」「月火水の9時から15時」など一律に決める形です。
2は収入を得る形式によって異なります。
わたしのように「コンサル1時間で〇円」という場合、週or月の目標収入を先に決めて、それを達成するためには週or月に何時間働けばいいかを逆算します。そこに収入に直結しない事務仕事などをする時間も加えたものが週or月の勤務時間になります。
そして、その勤務時間の範囲で仕事をするようにします。
↑これが何よりも大事!!!
勤務時間を決めてもそれを破ってばかりでは意味がないので、一度決めたらきちんと守りましょう!
2.マニュアル化&テンプレート化

ルーティーン作業はマニュアルやテンプレートを作ると作業効率がアップして、時間短縮につながります。
フリーランスは収益化につながる業務だけでなく、すべての事務作業を1人でしなければなりません。
そういった煩雑かつ細々とした作業がいろいろあると、たまにしかやらない作業は時間が経つとやり方を忘れてしまいがちです。
その都度やり方を確認していると時間のロスになるので、マニュアルやテンプレートに出来るものはどんどんしていきましょう。
わたしの場合は以下のような感じです。
マニュアルやテンプレートを作るときは少し手間がかかるけど、一度やってしまえば後の作業がすごくはかどるのでおススメです。
とくに勘定項目の分類はマニュアル化すると便利ですよ!
3.面倒な作業は実行日時を固定&アラート

フリーランスの「自由な働き方」は自由なだけに面倒な作業は後回しにしてしまいがち。
しかし、後回しは「常に未終了のタスクを抱えている状態」であるため、それを覚えておくことや「億劫だなぁ」と気をもむことに脳のリソースがうばわれ、結果的に仕事の生産性が落ちてしまいます。
しかもこの後回し、放っておくと後からのツケがとんでもないことになるので注意が必要です。
さちこ
領収書の処理を半年以上ためたときは地獄が待っていました…
解決策はただ1つ、面倒な作業ほど後回しにしない。
…と分かっていても実行するのが難しいですよね。なので、以下のような対策でルーティーン化をはかります。
- 作業に取り組む日時を固定化する
- アラーム機能のあるアプリで、上で決めた日時にアラートがくるように設定する
わたしの場合、以下のような作業を固定化しました。
ちなみに、アラームアはGoogleカレンダーの「リマインダー」機能を使っています。
一度ルーティーン化されると億劫さもなくなるので、ぜひやってみてください。
4.メールは即レスしない

「フリーランスこそメールは即レス!」など聞きますが、わたしの場合、基本的に即レスはしません。
メールをチェック&返信する時間を決めて、それ以外の時間帯はメールチェックをしないようにしています。
業種によっては常にメールチェックしないとマズイ仕事もあると思いますが、そうでない場合、メールを何度もチェックして返信をしていると非常に時間が削られてしまいます。
ブリティッシュ・コロンビア大学による研究では、メールチェックを1日3回に制限するとストレスが低減して、生産性もアップしたとか!
*参考URL(注:英語です)→「Checking email less frequently reduces stress」
しかも、集中して何かの作業をしているときにメールが来て中断されると、また元の作業に集中を戻すのに時間がかかるんですよね。そういった意味でも生産性が落ちてしまいます。
メールチェックと返信のタイミングは出来る限り減らすことで、時間も短縮し、生産性をあげることができます。
メールチェック&返信をする時間は、自分の業務内容やメール相手の都合などを考慮して1番支障のない時間帯に決めます。
ちなみにわたしの場合は、1日仕事の日は朝と15時頃、午後から仕事の日は始業時と夕方にメールチェックするようにしています。
5.「やらないこと」を決める

少し漠然とした内容になりますが、フリーランスとして仕事をしていく上でとても大事なことです。
仕事について「やらないこと」のルールを決めましょう。
これは仕事のつめこみすぎを防止するためですが、きちんと文章化した具体的なルールに落とすことがポイントです。
頭の中だけで「次からは詰めこみすぎないスケジュールにしよう」など思っているだけでは、とっさの判断のときに見誤ります。
ルール化していないと、その時々の気分や仕事状況によって意思決定が左右されがちに…
具体的な内容に落とし込んだ「ルール」を、手帳やタスク管理アプリなどよく見る場所に書いておくと忘れません。
わたしの場合はこんな感じです。
もちろん状況によっては例外がおこる場合もありますが、ルールがある上で「例外」と分かりつつ実行するのと、惰性で行動するのは全く違います。
具体的なルールに落としこむことは、意識的に自分の行動を選択することにつながっていきます。
フリーランスのための時間管理術のまとめ
いかがでしたでしょうか?
フリーランスが時間に追われないで仕事をするための時間管理術5選について説明しました。
- 働く時間を決める
- マニュアル化&テンプレート化
- 面倒な作業は実行日時を固定&アラート
- メールは即レスしない
- 「やらないこと」を決める
最初にも書いた通り、時間管理というのは意識しさえすれば確実に毎日が変わります!
ぜひこの記事を参考に、時間に追われない、余裕あるフリーランスになってください。